こんにちは!みのりです(^^♪
前回、バドミントンは頭を使うスポーツだとお伝えしました。
頭を使うべき場面はたくさんあるのですが、今回は「試合中に考えるべきこと」に焦点を当てて掘り下げていきます。
まずは、試合の序盤に考えるべきことが下記のとおりです。
1.相手のタイプを分析
2.空調、照明など体育館の環境について
3.線審の正確性
4.今日の自分の調子はどうか
以上のことを、どちらかがファーストゲームの5点とるまでにすべて判断しましょう!5点以内が「序盤」だと私は考えています。
では、詳しく解説していきます(^^)/
1.相手のタイプを分析
これは知った相手ではなくても、最初の5点分ラリーをすればなんとなく掴めるかと思います。また、体格などからある程度判断しても良いと思います。
フットワークは速いのか、遅いのか。
バックハンドは苦手なのか。
パワーがあるのか、ないのか。
サーブの精度はどうか。
フォームはどうか。どのショットも同じフォームで見分けがつかないのか、それともスマッシュのときは少し力むなど癖があって読みやすいのか。
はたまたそれすらも作戦で、力むフェイントを入れながらカットを打ってくる技術の持ち主なのか・・・。
相手に注目し、相手に興味を持ち、細かいところまで観察してください。
序盤は緊張していてそれどころではないという方もいるかもしれませんが、バドミントンは「対戦相手」を何よりも意識する必要があります。
どんなに自分が過去最高に調子が悪くても、相手がそれを上回るくらい調子が悪ければ、勝利できるスポーツなのです。逆もまた然りですが。
だから、とにかく相手に恋しているぐらいの熱量で観察してください!
※緊張の対策については、また後日ブログにしますね(^^)/
2.空調、照明など体育館の環境について
これは必ず確認が必要ですね!
特にエアコンの効いている体育館では、風の向きに惑わされ、格下の相手に負けてしまった!なんてこともあり得ます。
バドミントンのシャトルは約5gなので、風の影響をすごく受けます。どういう向きで風が吹いているのかしっかり確認し、
追い風のときはバックアウトに気を付けたり、
向かい風のときはカットを強めに打って風の抵抗に負けないようにしたりと、工夫が必要です!!
照明については、シャトルと相性が悪い照明の色だとシャトルが見えにくくなる場所はどこなのか判断し、相手のコートにも置き換えて
わざと見えにくい場所にクリアを打って相手を困らせる作戦もありだと思います。
逆に自分がされたときでも、あらかじめここは見えにくい場所だと知っていれば、シャトルが落ちてくるのを待って、低い打点になってからラケットを振り、とりあえず繋ぐなど落ち着いた対応ができます。
上級者になると、そこに打たせない配球を考えるという対応もありますが、初心者の方はまずは上記のようなかわし方で良いと思います。
3.線審の正確性
判断が難しいですが、意識したほうが良いです。
これは私が経験したことですが、ある全国大会が私の地元で行われて、私は選手として出場しました。地元なので線審してくれる生徒がどのような実力か分かりますよね。
運営については、開催地のバドミントン部の学生が線審をするのですが、その方たちの経験年数や知識を考えると、とても全国大会の線審をさせるのは酷すぎる!!
と言いたくなる状況でした・・・。もちろん、給料も出ないのに朝から晩まで協力してくれて感謝しかないですが、ミスジャッジが非常に多かったことは事実です。
その全国大会は夏にあったのですが、その年の春に初めてラケットを握ったような経験年数なので、部活ではコートにもあまり入れない、ゲーム練習もあまりしたことがない生徒たちが、全国大会レベルの線審をするのです・・・。
球も速いし、ライン上を狙うショットも多く、正しいジャッジは難しかったと思います。
選手側ができる対策というと、序盤でミスジャッジがあった時には、終盤になってギリギリアウトかな・・・と思っても打つ!くらいしかないと思います。
1番良くないのは、「今の絶対アウトなのにひどい。」と気持ちを引きずってしまい、次のラリーにも影響が出ることです。
気持ちはよー-----ーく分かりますが、上記のように経験が浅い生徒が線審をさせられているという状況もあると知っておけば、いくらかこちらも対策できると思います。
※ミスジャッジを擁護する気はありませんが、特に学生の大会だとこういった状況にどうしてもなりがちなので、選手側が対策するしかない場面もあります。
4.今日の自分の調子はどうか
「調子」というのは体育館との相性も含めてどうかと考えてください。
ちなみに私は天井の高~い体育館が苦手でした。学校の体育館が小さくて天井も低い環境だったので、シャトルとの距離感が掴めなかったからです。
しかし、「この体育館は天井が高いから、少しやりにくいかもしれない!」
とあらかじめ分かっていれば、打点をいつもより低めにするなど、いくらでも対策はできます。
あとは、精神状態はどうか、体はリラックスできているか、サーブは甘くないか、自分の得意ショットは練習通りの精度で打てているか、などなど。
様々な視点から自分を観察してあげてください!
一番避けてほしいことは「理由はさっぱり分からないけど、とにかく調子が悪い」
と思いながら気づいたら試合が終わっていた。という状況です。
調子が悪い時、必ず理由はあります。
例えば、ネットにかけるミスが多い時は、緊張で腕がガチガチになり、肘の位置がいつもより低い状態のままストロークしたから打点が低かった。など。
調子が悪いときのチェック項目は、後日改めて細かくブログにしてみようと思います(^^)/
【まとめ】
今回は、試合中の「序盤」に考えるべきことをお伝えしました!
5点以内のラリーでここまでいろいろと考えることは慣れていないと難しいかと思いますが、最初は少しずつでいいのでゲーム練習の時から考える癖をつけてください!
この5点をなんとなくプレーするのか、ここまで考えながらプレーするのかでは終盤の咄嗟の判断に大きく影響してきます。
終盤になると焦りも出てきて、じっくり考える余裕もなくなってくるので、ファーストゲームの5点以内の間にできる限り分析しておくことが大切です(^^)/
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、試合の中盤から終盤にかけて考えるべきことについてお伝えします!